「トステアって最近よく聞くけど、何が新しいの?」
2026年に入ってから、美容メディアやSNSで「トステア」という成分名を目にする機会が増えました。サロン専売シャンプーにも続々と配合されはじめ、「2026年のヘアケア成分」として注目を集めています。
この記事では、名古屋市中区大須でヘアサロンno√を営むわたし(千村)が、施術者の視点からトステアの仕組みと、なぜサロンケアに取り入れたのかをお話しします。
トステアとは何か。2023年特許の髪質ケア成分
トステアは、髪のうねりや広がりに内側からアプローチする新しいケア成分です。
正式名称は「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」。2023年に特許が取得された、比較的新しい髪質ケア成分です。
髪の毛は、内部にある「S-S結合」(ジスルフィド結合)という結合が形を支えています。加齢・ダメージ・繰り返しの施術によってこの結合がゆるんでくると、うねり・広がり・パサつきとなって表面に現れます。
トステアは、このS-S結合に穏やかに働きかけ、髪の内部構造を整え直すという特徴を持っています。「表面をコーティングして隠す」のではなく、「内部から再整する」という考え方。ここが従来の成分と大きく異なるポイントです。
千村亮のひとこと
わたしが初めてトステアに触れたのは、施術中に「もっと内部から変えられる成分はないのか」と探していたとき。表面のコーティングだけではなく、毛髪の構造そのものに穏やかに働きかけるという発想に惹かれました。
ケラチントリートメントとの違い
トステアとケラチンは、同じ「髪を整える」でもアプローチの方向が違います。
ケラチントリートメントは、ダメージで空洞化した部分にタンパク質を補充して表面をコーティングする施術。仕上がりはすぐに実感できますが、持続期間は2〜4週間程度で、繰り返しの施術が前提になります。
一方、トステアは毛髪内部のS-S結合そのものにアプローチするため、洗うたびに少しずつ髪の状態が整っていくという穏やかな変化が特徴です。
| ケラチントリートメント | トステアケア | |
|---|---|---|
| アプローチ | 表面コーティング+補充 | 内部のS-S結合に働きかけ |
| 即効性 | 施術直後から実感しやすい | 使い続けるほど穏やかに変化 |
| 持続性 | 2〜4週間程度 | 使い続ける間は持続 |
| 使い方 | サロンでの集中施術 | シャンプー・トリートメントで毎日ケア |
| 相性 | 組み合わせると内外からケア | 組み合わせると内外からケア |
大切なのは、どちらが優れているかではなく、どう組み合わせるかです。サロンでケラチントリートメントを行い、自宅ではトステア配合シャンプーで毎日ケアする。この「内と外からの二段階ケア」が、わたしがお客さまにおすすめしている方法です。
トステアとカラーの相性。なぜ透明感が出るのか
トステアはヘアカラーとの相性がよく、色の透明感をサポートする特徴があります。
ヘアカラーで傷んだ髪は、内部の結合がゆるんで光を均一に反射できなくなっています。そのため、カラーをしているのに髪がくすんで見える、ツヤが出ないということが起きがちです。
トステアは内部の結合を整えることで、光の反射が均一になり、カラーの発色と透明感がサポートされます。no√で採用している「トステアカラー」は、カラー剤にトステア成分を組み合わせた施術です。
トステアカラーの特徴
- カラー施術と同時に毛髪内部の結合ケアができる
- 光の反射が整い、透明感のある仕上がりに
- ダメージを抑えながら染められるので色持ちもサポート
- 名古屋市中区大須のno√で体験いただけます
縮毛矯正とトステアの関係
縮毛矯正をしている方にこそ、トステアのホームケアを知ってほしいと感じています。
縮毛矯正は、薬剤で髪のS-S結合を一度切断し、ストレートの形に再結合させる施術です。仕上がりは美しいのですが、施術後の髪は繊細な状態になります。
矢場町や大須のお客さまから「縮毛矯正の後、自宅でどんなケアをすればいいですか?」と聞かれることがとても多いです。
わたしがおすすめしているのが、トステア配合のシャンプーで毎日のケアをすること。再結合されたS-S結合を穏やかにサポートし、ストレートの質感を長く維持する手助けになります。
no√の「質感再整ストレート」は、縮毛矯正の薬剤選定からホームケアの提案まで一貫して行う施術です。トステアケアとの組み合わせで、次回の施術までの期間を伸ばせたというお声もいただいています。
千村亮のひとこと
縮毛矯正のお客さまには、施術後にCüL yohaku.をお渡ししています。「シャンプーを変えただけなのに、次の矯正まで持ちがよくなった」と言っていただけるのがうれしいです。
「トステア配合」ならすべて同じ?選び方の注意点
「トステア配合」と書かれていても、製品によって仕上がりは大きく異なります。
2026年になり、トステアの注目度が高まるにつれて、さまざまなシャンプーやトリートメントに配合されるようになりました。でも成分名が同じでも、配合バランスや他の成分との組み合わせで仕上がりはまったく変わります。
チェックしてほしい3つのポイント
- 洗浄成分とのバランス — 石油系の強い洗浄成分が主体だと、トステアの働きが生きづらくなります。アミノ酸系やケラチン由来の洗浄成分と組み合わされているかを確認してください。
- 成分表での位置 — 成分表は配合量の多い順に記載されています。トステア(アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム)があまりに後半にあると、配合量が少ない場合があります。
- 開発者に聞けるかどうか — なぜトステアを選んだのか、どんな髪質に向いているのか。開発の意図を直接聞けるブランドは、処方への自信がある証拠です。
no√がトステアを採用した理由
わたしがトステアに着目したのは、「サロンで整えた髪を、自宅でも育ててほしい」という想いからでした。
名古屋市中区大須のno√は、完全予約制の一人美容室です。カットからカラー、縮毛矯正まで最初から最後まで一人で担当しています。だからこそ、お客さまの髪の変化をずっと見守ってきました。
サロンで丁寧に施術しても、ご自宅でのケア次第で2週間もすると元に戻ってしまう。その課題をなんとかしたくて、自分でシャンプーを作ることにしました。
CüL(シウル)のyohaku. 再整シャンプー&トリートメントは、ケラチン由来の洗浄成分をベースに、トステアを配合した処方です。毎日の洗髪が「ただ洗うだけ」ではなく、髪を整え直す時間になるよう設計しました。
CüL yohaku. 再整シャンプー&トリートメント
- 洗浄成分:ケラチン由来のアミノ酸系
- 注目成分:トステア(アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム)配合
- 香り:Sheer Bloom — フリージア&ホワイトリリー
- 容量・価格:各300ml ¥4,950(税込)/セット ¥9,900(税込)
- 購入:CüL公式ストア
先行予約分は9日間で完売。広告は一切出さず、サロンのお客さまの口コミだけで広がりました。現在はCüL公式ストアで通常販売しています。
トステアケアを体験できるno√のメニュー
名古屋市中区大須のno√では、トステアを活用したケアを複数ご用意しています。
「成分の話だけではわからない」という方には、まずサロンで体験していただくのが一番です。
トステアカラー
カラー施術にトステアを組み合わせ、染めながら髪の内部を整えるメニューです。カラー後のパサつきが気になる方、透明感のある仕上がりを求める方におすすめしています。
質感再整ストレート
ダメージレスな縮毛矯正。施術後のホームケアにyohaku.をセットでご提案し、ストレートの持続をサポートします。
カット+yohaku.体験
通常のカットメニューでも、シャンプーにyohaku.を使用しています。仕上がりの手触りと香りを実際に体感していただけます。気に入ったらそのままサロンで購入いただくことも可能です。
矢場町駅4番出口から徒歩7分、上前津駅8番出口から徒歩7分。矢場とん・味仙を過ぎた先のコンクリートビル3Fです。
千村亮のひとこと
「トステアって何ですか?」と気軽に聞いてくださるお客さまが増えました。カウンセリングの中で、お客さまの髪質に合ったメニューとホームケアの組み合わせを一緒に考えています。ぜひ一度、大須のno√にいらしてください。
よくある質問
トステアとは何ですか?
正式名称は「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」。2023年に特許が取得された髪質ケア成分で、毛髪内部のS-S結合に穏やかに働きかけ、うねりや広がりを洗うたびに整えていく特徴があります。
どんな髪質に向いていますか?
うねり・広がり・パサつきが気になる方に使い心地を実感いただきやすい成分です。加齢によるエイジング毛や、カラー・縮毛矯正を繰り返した髪にも穏やかにアプローチします。
トステア配合のシャンプーはどこで買えますか?
CüL公式ストアでご購入いただけます。シャンプー・トリートメント各300ml(¥4,950)と、セット(¥9,900)をご用意しています。名古屋市中区大須のno√サロンでもお取り扱いしています。
縮毛矯正との相性はどうですか?
トステアは毛髪内部の結合に穏やかに働きかけるため、縮毛矯正との相性がよい成分です。施術後のホームケアにトステア配合シャンプーを使うことで、ストレートの質感を長くサポートできます。
ケラチントリートメントとの違いは?
ケラチントリートメントは毛髪表面をコーティングする「外側からのアプローチ」が中心です。一方、トステアは毛髪内部のS-S結合に働きかける「内側からのアプローチ」が特徴です。両方を組み合わせると、内外からのケアが期待できます。